只今、諏訪家屋敷では諏訪家所有の江戸時代の雛人形を展示しています。この雛人形は朝廷の禁裏御倉職を務めた立入家から、安永九年(1780年)の入嫁の際に諏訪家にもたらされたと伝わる有職雛です。有職雛は公家装束の文化を忠実に再現していることから当時の公家の風俗を考える上でも貴重な資料ですが、なによりもその上品な笑みをたたえた優し気なお顔をぜひご覧いただきたいと思います。
展示は3月15日までです。フラッシュの使用はお断りしておりますが、写真撮影も可能です。どうぞ諏訪家屋敷に一足早い春の訪れを感じにお越しください。